ベトナムの教授・助教授
『歴史研究』最新号の短報欄に、新年度に教授・副教授に昇進する研究者が任命されたという記事が出ている。
学生にはたびたび話してきたが、ベトナムの教授・副教授というのは日本のようにポストではなく、その人の称号(以前は「学銜」という漢語をよく使った)である。決めるのは政府の委員会で、本人から見た場合、「教授になる」でなく「教授に封じられる」という言い方も以前はよく目にした。
今回は全国・全分野合わせて59人の教授、585人の副教授が任命され、そこに史学系の教授1人、副教授11人が含まれるそうだ。この数字から、今の日本とは違って、ベトナムでは「教授」はとても偉いのだということがわかるだろう。以前は博士号保持者もすごく珍しかったのだが、このごろ外国で博士号を取ってきた研究者なども珍しくなくなっている。他方、有名な年配の研究者でも副教授の称号すらもらっていない人がけっこういるのではないか。
今回のリストには、ハノイ国家大のベトナム学・開発科学院長であるファム・ホン・トゥン先生(国際関係史、教授)、日本学科長であるファン・ハイリン先生(日本中世史、副教授)など、日本との学術協力でおなじみの先生も含まれている。おめでとうございます。
学生にはたびたび話してきたが、ベトナムの教授・副教授というのは日本のようにポストではなく、その人の称号(以前は「学銜」という漢語をよく使った)である。決めるのは政府の委員会で、本人から見た場合、「教授になる」でなく「教授に封じられる」という言い方も以前はよく目にした。
今回は全国・全分野合わせて59人の教授、585人の副教授が任命され、そこに史学系の教授1人、副教授11人が含まれるそうだ。この数字から、今の日本とは違って、ベトナムでは「教授」はとても偉いのだということがわかるだろう。以前は博士号保持者もすごく珍しかったのだが、このごろ外国で博士号を取ってきた研究者なども珍しくなくなっている。他方、有名な年配の研究者でも副教授の称号すらもらっていない人がけっこういるのではないか。
今回のリストには、ハノイ国家大のベトナム学・開発科学院長であるファム・ホン・トゥン先生(国際関係史、教授)、日本学科長であるファン・ハイリン先生(日本中世史、副教授)など、日本との学術協力でおなじみの先生も含まれている。おめでとうございます。
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