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堺市博物館企画展「タイの古陶磁III」

「堺環濠遺跡」からタイやベトナムの陶磁器、ベトナム銭などが出土することは、その筋ではよく知られていた。
海域アジア史の重要な物証である。
  img428sak.jpg  

見逃せないのは、チャンパー陶器の出土品が初めて展示されること。
img429sak.jpg  img430sak.jpg 

17世紀初頭の中部ベトナムというと、日本ではホイアンとの貿易ばかり注目されるが、14世紀以来のチャンパー陶磁器の主産地ゴーサイン窯があった現在のビンディン省(クイニョンという港町が有名)も古くからの貿易中心であり、日本人が直接渡航したかどうかはわからないにせよ、華人ネットワークを通じて日本と結びついていたことが疑う余地がない。その地域は1471年の黎聖宗の大遠征以来、ベトナム(大越)の支配下にあったとされるが、その支配のあり方や「ベトナム化」の進み具合はほとんどわかっていない。阮氏支配下で中南部(中部ベトナムの南半分)のベトナム化が大幅に進展するのは17世紀末以降のことと思われ、それ以前は少数のベト人支配者が華人やチャム人をゆるやかに支配するだけだったと想像されるが、陶磁器のような最初から輸出商品として生産された品物の場合、作っていたのが地元の人間だったかどうかはわからない。 
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ダオ・チーラン

Author:ダオ・チーラン
ヒツジ年生まれで写真のニワトリに深い意味はない。横浜で生まれ育った関東人だが、大学入学後現在まで関西で暮らしている。
本業は歴史学者で、専門は中・近世のベトナム史、海域アジア史、歴史学の評論・解説など。
趣味はパ・リーグを中心としたスポーツ、鉄道ほか。
このブログの意見はすべて筆者個人のものであり、いかなる組織にも関係ありません。

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