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毎日新聞の「字件ですよ」

校閲の裏話などを書いた記事で、笑えるものが多い。過去の記事をまとめた単行本も出ているようだ。http://www.amazon.co.jp/%E5%AD%97%E4%BB%B6%E3%81%A7%E3%81%99%E3%82%88-%E2%80%95%E6%A0%A1%E9%96%B2%E3%82%A6%E3%83%B3%E3%83%81%E3%82%AF%E8%A9%B1-%E3%83%9F%E3%83%A5%E3%83%BC%E3%83%96%E3%83%83%E3%82%AF%E3%82%B9-%E6%AF%8E%E6%97%A5%E6%96%B0%E8%81%9E%E3%81%93%E3%81%A8%E3%81%B0%E3%82%93%E3%81%8F/dp/4620720747

「学んだ歴史も今は昔」と題する今朝の記事は、若者言葉も記者の引き出しに入れておかねばならないという話を枕にして、現在の学界や教科書などの表現が大人が暗記したものと違っていることを記者が知らないとまずい例がいくつか挙げてある。

中大兄皇子が蘇我蝦夷・入鹿を倒した政変は「乙巳の変」。「大化の改新」はそのあとの一連の改革を言うのであって、「大化の改新」イコール645年だけの事件を思わせないためにも、政変は区別して呼ぶ方がよい。

鎌倉幕府の成立年についても「いいくにつくる鎌倉幕府」ではなくなっていることを、1185年以外の80年、83年、89年などの説にもふれながら説明している。堺市にある最大の前方後円墳は大仙陵古墳ないし大山古墳。紙面では仁徳天皇陵と覚えた読者に配慮して「大仙陵古墳(仁徳天皇陵)」と書く傾向になっているそうだ。

毎度問題にしてきたように、歴史の教科書やそこでの表記・呼称が変わるという認識や発想をもっていない大人はきわめて多い。東大のシンポでもそれに一言ふれるつもりである。その意味で、今日の記事はとても有り難い。

ただし初めの枕の部分に笑えない話が書いてあった。学生言葉で深夜までや徹夜の研究を強いるゼミを「ブラックゼミ」、拘束時間も長くなく和気あいあいとした雰囲気で過ごせるのが「ホワイトゼミ」というのだそうだ。大学全体がブラック企業化している点はきびしく批判されねばならないが、一方で「半分体育会」の私としては、特に事情のない学生には大量のの勉強を要求するのが当然だという考えを捨てることはできない。
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ダオ・チーラン

Author:ダオ・チーラン
ヒツジ年生まれで写真のニワトリに深い意味はない。横浜で生まれ育った関東人だが、大学入学後現在まで関西で暮らしている。
本業は歴史学者で、専門は中・近世のベトナム史、海域アジア史、歴史学の評論・解説など。
趣味はパ・リーグを中心としたスポーツ、鉄道ほか。
このブログの意見はすべて筆者個人のものであり、いかなる組織にも関係ありません。

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