羽生善治

今朝の新聞で印象に残った記事2件。

ひとつはTVの「世界ふしぎ発見」が1200回を迎えるという記事。「歴史を遊ぶ」がコンセプトで、「何年に何があった」でない歴史のおもしろさを伝えてきたことが長寿番組になれた理由だと草野アナが言っているとか。
「歴史を学ぶ意義」として私も、「良質な娯楽」という面をつねにあげている。

もう1件は将棋の羽生善治さんが通算タイトル獲得数で故大山康晴名人に並んだことを称える記事である。
そこで、たいていの棋士は「得意戦法」をもつが羽生さんが意識的にオールラウンドプレーヤーであり続けていると書いている点がおもしろかった。派手な発言はないが、羽生さんは将棋という競技や将棋界の全体を考えていることでも知られている。

「きまじめさ」をモットーとする日本の歴史学においては、「楽しい研究」や「全体を論じること」は忌避されがちだが、みんなが「アカデミックな研究」を「小さなテーマで一生こつこつと」続けていればそれでよいなどという状況はおかしい、という「歴史の常識」をそろそろ共有せねばいけない。
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ダオ・チーラン

Author:ダオ・チーラン
ヒツジ年生まれで写真のニワトリに深い意味はない。横浜で生まれ育った関東人だが、大学入学後現在まで関西で暮らしている。
本業は歴史学者で、専門は中・近世のベトナム史、海域アジア史、歴史学の評論・解説など。
趣味はパ・リーグを中心としたスポーツ、鉄道ほか。
このブログの意見はすべて筆者個人のものであり、いかなる組織にも関係ありません。

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