地方に外国人観光客を誘致するうえでの障害

語学のできる人間が観光地にも自治体にもいないというのは、よく言われることだ。
『鉄道ジャーナル』今月号には上信電鉄と富岡製糸場の記事が出ているが、世界遺産に指定されて賑わっているものの来ているのは日本人ばかり、英語の案内すらほとんどないそうだ。まだまだ日本の経済成長や科学技術に関心をもつ発展途上国の留学生や観光客は多いのだから、そういう人たちにこそ見せるべき遺産だと思うのだが。
大都市では英語・中国語・ハングルを併記した案内板なども一般化が、地方でもそれが常識になるように国が自治体を後押しするとか、そういう仕事を助ける企業を優遇するなどの措置が必要ではないか。

「言われてみればなるほど」と思ったのは、地方に行くと無料Wifiが使える場所がほとんどないという新聞記事。たしかにベトナムでも、ほとんど全国どこでも使えるようになっている。そういう国のほうが今や普通だろう。今時のお客は、無料Wifiでスマホやフェイスブックが使えないような場所には行きたがらないだろう。

毎年新入生向けの授業などで言っていることだが、「変わったことをやりたくない」というタイプの学生が、「卒業後は故郷に帰って”安定した”地方公務員になりたい」などという傾向が相変わらず見られる。都会から飛び込んで農業をするなどチャレンジをする人も増えているのだが、大学も「変わった人間を地方に送り出す」基地になれないものか。秋田の田舎で営業している国際教養大学があれだけの地位を築いたことを見ても、できないことではないと思うのだが。
関連記事
スポンサーサイト

コメントの投稿

非公開コメント

プロフィール

ダオ・チーラン

Author:ダオ・チーラン
ヒツジ年生まれで写真のニワトリに深い意味はない。横浜で生まれ育った関東人だが、大学入学後現在まで関西で暮らしている。
本業は歴史学者で、専門は中・近世のベトナム史、海域アジア史、歴史学の評論・解説など。
趣味はパ・リーグを中心としたスポーツ、鉄道ほか。
このブログの意見はすべて筆者個人のものであり、いかなる組織にも関係ありません。

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
アクセス・カウンター
あなたは
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR