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AAWHの申し込み

南塚信吾先生や同僚の秋田茂氏が日本の中心になって、3年前に「アジア世界史学会」(Asian Association of World Hitorians)というのを創立し、創立大会を2009年5月に阪大の中之島センターで開いた。この7月に私が北京で参加したWHAのアジア版である。

この第2回大会が来年4月末にソウルで開かれることになっており、9月15日が発表申し込みの締め切りなので、先週末から大忙しだった。組織委員長の趙先生がこの春に阪大にもオルグにこられたが、第1回開催地かつ日本のグローバルヒストリー・アジア広域史研究の中心を自負する阪大としては、おおぜい送り込まないわけにいかないのだ。ちなみに、こういう大きい会議では単独発表を申し込んでもいいのだが、テーマを決めメンバーを揃えてパネルとかラウンドテーブルを申し込む方が歓迎される。単独発表だと、空きのあるセッションに適当に放り込まれ、無関係なメンバーのなかで発表することになるおそれがある。

私は世界史教育(おもに大学レベル)と、中世の大越・高麗・日本の比較という2つのパネルを申し込もうと考え、それぞれ趣意書を書いたり、発表者やコメンテーター・司会者捜し、各自の発表要旨と履歴の取りまとめなどを担当した(もちろん全部英語)。おまけに高校の先生のパネルをひとつ、神奈川と京都・大阪の先生たちに無理に頼んでやってもらうことにしたので、その英語書きや、外国人のコメンテーター・司会捜しなどを手伝わねばならなかった。当たり前のことだが公募要領には、パネルメンバーの国籍、所属機関、性別などが単一でないものが歓迎されると書いてある。海域史や歴史教育研究会の若手にもおおぜい申し込むように強く言ったおかげで、OB・OGを含めた阪大関係の若手を中心とするパネルが7件は申し込まれたのだが、なかにはぎりぎりになって、「先生、外国人のコメンテーターや司会を見つけるにはどうしたらいいでしょう」と泣きついてくる若手もあり、土壇場まで連絡に追われた。パネルの受付け番号が15日朝に申し込んだ私の世界史教育の方で082。7月頃には申し込みが少ないと言われていたが、けっきょく100件ぐらいはパネルの申し込みがあったと思われる(7月のWHAは120弱)。阪大組や高校の先生のはいずれも力の入った計画なので、みんな採択されるといいのだが。結果通知は9月末だそうだ。

結局私の2件も完成版のアプリケーションを送るのは15日になってしまった。
前日の14日夜には、阪大と大阪ガスが提携して千里中央でやっている「アカデミクッキング」という、料理教室とそれに関係ある阪大教員のレクチャーを組み合わせた講座の講師をしたが、AAWHの仕事で疲れて、やや話が散漫になったので反省(市民講座は慣れているが、料理教室とセットは初めて。自分で料理を教えねばならないのかと思ってびびったが、その必要はないと言われて引き受けた)。

レクチャーは1000年ごろから1900年ごろまでの東アジアの食の歴史について、日本人もインディカ米をふつうに食べていたとか、サツマイモとトウモロコシが18世紀以降の中国の人口増をささえたとかの話をした(ついでに「箸とスプーン」でなく「箸だけ」で食べる日本の特殊性とか、フォーと生春巻きがベトナム料理の代表ではないといった雑学も)。
料理の方は、4月に同僚のUさんが講師をしてベトナム料理を作っているので、あえてベトナム料理でなく、アジア屋台飯(学生食堂)をテーマに選び、海南鶏飯(米はインディカ)と空心菜の炒めをワンプレートに盛ったものと、酸辣湯もどき(私がたまたまスーパーで見つけて気に入った「梅かつおザーサイ」を使用)、それに蓮の実にココナツミルクをかけたチェーというセットメニューを作ってもらうことにした。阪大がアジアをリードする大学になりたいなら、シンガポール国立大(NUS)の有名なカンティーンには及ばずとも、せめてこのぐらいの食事を学生食堂で出してくれ、という抗議の気持ちも込めて提案したメニューである。

これは事前の打ち合わせで試作したときのもの。
P1050320.jpg P1050322.jpg

こうした公開講座など「社学連携」の阪大での窓口になっている「21世紀懐徳堂」という組織のSさんに、将棋や野球の話などを利用してうまく捕まえられたおかげで、9月にはこれを含めて3回も公開講座をやることになった。それもアカデミクッキングが最後で、15日にはAAWHの申し込みもいちおう済んだので、夜のCSCDの納涼兼歓迎会では、かなり痛飲して酔ってしまった。

これはおまけ。隣の家で道に沿って咲く小さな花
P1050478.jpg
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ダオ・チーラン

Author:ダオ・チーラン
ヒツジ年生まれで写真のニワトリに深い意味はない。横浜で生まれ育った関東人だが、大学入学後現在まで関西で暮らしている。
本業は歴史学者で、専門は中・近世のベトナム史、海域アジア史、歴史学の評論・解説など。
趣味はパ・リーグを中心としたスポーツ、鉄道ほか。
このブログの意見はすべて筆者個人のものであり、いかなる組織にも関係ありません。

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