九州歴史科学


一昨年暮れの福岡大でのシンポでの報告に手を加えたものが出た。阪大歴教研の取り組み一般の紹介はもうかなり飽き飽きしてきたので、阪大史学系の特徴、とくに東洋史専修/専門分野のカリキュラムや卒論・修論の指導方針、院入試などについて紹介させてもらった。一昨年春の名大シンポ、秋の東方学会シンポ、昨秋の史学会125周年リレーシンポなどでも同じ方向で話をしたが、原稿化はこれが初めてである。特に今回強調したのは、大学教員にも院生にも強制的に専門外の分野の歴史について話をさせる仕組みである。これがなければ、いくら高大連携に取り組んでも効果は上がらないという点を、他大学の先生方には申し訳ないが、重ねて強調しておきたい。

余談だが、センター入試世界史の、リード文の語句に線を引いてそれについて「たしかにその語句とは関連しているが、リード文の内容とはなんの関係もない」問題を出す傾向がますますひどくなってきたようだ、じゃんけんが3すくみであることから20世紀の米日中関係に関する問いを導いても、問いの内容が三すくみの関係を問うているわけでもないのでは、私が数日前にFBで議論した理系の先生などから、「人文系は遊んでるだけで論理性も社会的役割も考えていない」と馬鹿にされても仕方がないだろう。
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ダオ・チーラン

Author:ダオ・チーラン
ヒツジ年生まれで写真のニワトリに深い意味はない。横浜で生まれ育った関東人だが、大学入学後現在まで関西で暮らしている。
本業は歴史学者で、専門は中・近世のベトナム史、海域アジア史、歴史学の評論・解説など。
趣味はパ・リーグを中心としたスポーツ、鉄道ほか。
このブログの意見はすべて筆者個人のものであり、いかなる組織にも関係ありません。

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