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広西のキン族

広西のベトナム国境に近い海岸部にはキン族(京族)が住んでいる。
国境の東興の東隣、江平鎮の京島という一帯が有名である。
DSC_9134京島の京族博物館  DSC_9141.jpg
南寧から欽州市・防城港市を経てここに来たのだが、こちらの方ではベトナム語の案内板がたくさんある一方でチワン語を見ない。下は博物館入り口のもの(ベトナム語のタイトルの綴りが間違っているが)。
DSC_9140.jpg

博物館の展示によれば莫朝の洪順3年に移住してきたという伝承があるそうだ。
DSC_9142.jpg

展示はなかなか充実している。しかし新暦正月明けの寒くて雨の降る平日で、観光客はまったくいなかった。
チューノムと漢語の対照表。これを読み上げるテープが館内に流れていた。
P1040363.jpg

現代のアオザイを着た女性の写真があちこちにあったが、あれは仏領下のベトナムでの発明品である。どういう経路でここに入ったのだろうか。
DSC_9144.jpg
ハンノム(漢字とチューノム)で書かれた書物の展示もあった。
DSC_9170.jpg

つぎに有名なバンビ(さんずい+万、さんずい+尾)村のディンへ。
DSC_9178これが亭  DSC_9181.jpg  P1040391.jpg

隣りに老人クラブがあり、おおぜい集まってトランプなどで遊んでいたので、出入りしている老人に声をかけてみたところ、一人の老人はとても聞き取りやすいベトナム語で話していた。別の老人はベトナム語がわからない様子だった。
ちなみに江平(坪)というのは、18世紀末の19世紀の、ベトナム側ではタイソン朝に協力して阮福映と戦い、中国側では嘉慶の海寇として恐れられた海賊集団の根拠地として有名な場所である。キン族と中国人(漢族とは限らない)の入り混じった勢力だったにちがいない。



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プロフィール

ダオ・チーラン

Author:ダオ・チーラン
ヒツジ年生まれで写真のニワトリに深い意味はない。横浜で生まれ育った関東人だが、大学入学後現在まで関西で暮らしている。
本業は歴史学者で、専門は中・近世のベトナム史、海域アジア史、歴史学の評論・解説など。
趣味はパ・リーグを中心としたスポーツ、鉄道ほか。
このブログの意見はすべて筆者個人のものであり、いかなる組織にも関係ありません。

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