今朝の毎日新聞(3)

次は4面。衆院選の「政策を問う」というシリーズが今日は女性・子育てを取り上げている。「日本と主な国の男女格差指数と順位」の表がついているが、日本は経済参画102位、教育93位、健康37位、政治129位で総合104位。中国はそれぞれ76位、89位、140位、72位で総合87位だそうだ。国際学力テストの順位は大騒ぎするのだが、これらの数字を知ってる人は少ない。昨日の東南アジア史用語検討会に来た知人が、授業でシンガポールの一人あたりGDPは日本より高いと聞くと大学生がみんなびっくりすると言っていたが、多くの大人も若者も、「日本はアジア唯一の近代化に成功した国だ」という神話を、いまだに信じ込んで再生産している。世界史教育でこれを支えるのが、韓国・台湾やシンガポールをすでに過去のものとなった「アジアNIEs」(=最近頑張っているがまだ日本のような先進国には追いついていないところ)などの概念でいまだに教えていることである。スポーツだと国際大会でいやでもわかるのだが、こういう社会的な面でも、アジアの現実を全面的に認め学ぶ姿勢をもつところから学習や政策論争を出発させるべき時代は、とっくに来ている。今はむしろ「そうする最後のチャンス」だろう。
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ダオ・チーラン

Author:ダオ・チーラン
ヒツジ年生まれで写真のニワトリに深い意味はない。横浜で生まれ育った関東人だが、大学入学後現在まで関西で暮らしている。
本業は歴史学者で、専門は中・近世のベトナム史、海域アジア史、歴史学の評論・解説など。
趣味はパ・リーグを中心としたスポーツ、鉄道ほか。
このブログの意見はすべて筆者個人のものであり、いかなる組織にも関係ありません。

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