山川世界史用語集新版を読む(3)

スコータイ朝の説明で「モンゴルが大理を滅ぼした後に南下したタイ族が立てた」というデマが消えたのはめでたい。
「西山党の反乱」が「西山の乱」に変わっている。「青年トルコ党」をやめたのだから「西山党」もまずいと言い続けてきたので、これもうれしい。
しかしすぐその上を見ると、相変わらず「ユエ(フエ)」とフランス語読みで項目が立っているのでがっかり(「ユエ条約」--フランス側の呼び名だから「ユエ」でいいのだろう--を教えるためには「フエ」にしにくいのだろうが、サイゴン条約やユエ条約を教える意味はないという話も散々した)。
アウンサン=スーチーを「スーチー」で立項する点も変わっていない。

扶南・真臘などの説明で「~の国の中国側呼称」としたのは良い。現地語の国名への単なる当て字ではない(なぜこういう漢字を使ったのかはっきりわからない)ことは、これも累説してきた通りである。
関連記事
スポンサーサイト

コメントの投稿

非公開コメント

プロフィール

ダオ・チーラン

Author:ダオ・チーラン
ヒツジ年生まれで写真のニワトリに深い意味はない。横浜で生まれ育った関東人だが、大学入学後現在まで関西で暮らしている。
本業は歴史学者で、専門は中・近世のベトナム史、海域アジア史、歴史学の評論・解説など。
趣味はパ・リーグを中心としたスポーツ、鉄道ほか。
このブログの意見はすべて筆者個人のものであり、いかなる組織にも関係ありません。

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
アクセス・カウンター
あなたは
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR