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『英雄になった母親戦士-ベトナム戦争と戦後顕彰』

平安時代の研究で有名な京楽真帆子さんが、ベトナムに関する本を出された。ベトナム戦争にいろいろなかたちで「参加」したベトナム女性については、当時たくさんの報道がなされ、当事者たちの発言も伝えられたが、ジェンダー構造に踏み込んだ「研究」はまだ少ない。

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茨城大に勤めて故吉沢南さんに出会ったことが最初のきっかけだったそうだ。伊藤哲司さんと同僚になったことも影響したのだろう。
調査のためのベトナム滞在中に何度かお会いしたが、積極的な研究分野の「越境」に拍手を送りたい。またこれも本の中に書いてあるが、ファン・ハイリンさん率いるハノイ国家大学東洋学部日本学科の協力も重要な意味をもったに違いない。現地語のできない研究者が現地に強い日本人や現地の研究者の協力を受けながらハイレベルな研究をすることは、人文系ではとくに容易でないが、しかし「現地語のできる地域研究者」が研究を独占する時代はとっくに終わっている。その点で、本書はモデルケースになるのではないか。



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ダオ・チーラン

Author:ダオ・チーラン
ヒツジ年生まれで写真のニワトリに深い意味はない。横浜で生まれ育った関東人だが、大学入学後現在まで関西で暮らしている。
本業は歴史学者で、専門は中・近世のベトナム史、海域アジア史、歴史学の評論・解説など。
趣味はパ・リーグを中心としたスポーツ、鉄道ほか。
このブログの意見はすべて筆者個人のものであり、いかなる組織にも関係ありません。

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