略歴・業績~ダオ・チーランの確信的マイノリティ人生

本名:桃木至朗

1.略歴・所属
・1955年、横浜市生まれ。横浜翠嵐高校、京都大学文学部卒業、同大学院文学研究科修了(東洋史学専攻)。1986-88年ベトナム・ハノイ大学実習生
・京都大学東南アジア研究センター助手、大阪外国語大学タイ・ベトナム語科専任講師・同助教授(ベトナム語・文化)、大阪大学教養部助教授、同文学部助教授などをへて、2001年から大阪大学大学院文学研究科教授(世界史講座・東洋史学専門分野)、2010年からCSCD(コミュニケーションデザイン・センター)教授となり文学研究科兼任

2.研究分野と役職・主要業績
(1)中・近世のベトナム史(10~18世紀)を中心とする東南アジア史→2009年に「中世大越国家の成立と変容-地域世界のなかの李陳時代ベトナム史」で広島大学から博士(文学)の学位取得、2011年に『中世大越国家の成立と変容』を大阪大学出版会から刊行。
P1020959.jpg
・おもな役職・仕事:「タンロン皇城遺跡の調査保存のための日越合同専門家委員会」日本側歴史班班長(2007年~);東南アジア学会理事(2011~12年は現在は教育・社会連携担当);『ベトナムの事典』(桜井由躬雄と共編著、同朋舎、1999年)編集;『新版東南アジアを知る事典』(平凡社、2008年)編集委員会代表など
・上記以外の主要著作・学会発表
“Gia đình của các vua nhà Lý và sự xuất hiện của vương triều phụ hệ, trong ĐHQGHN/TTKHXH-NVQG, Việt Nam học, kỷ yếu hội thảo quốc tế lần thứ nhất, Hà Nội, 15-17.7.1998. tập I, Hà Nội: Nxb Thế giới, tr. 255-272.
『岩波講座東南アジア史別巻 東南アジア史研究案内』(早瀬晋三と共編著、2003年)
Masaaki Shimizu, Lê Thị Liên, Shỉro Momoki “A Trace of Disyllability of Vietnamese in the 14th Century――Chữ Nôm
Characters Contained in the Inscription of Hộ Thành Mountain (II),”『アジア言語論叢』6(外国学研究64)神戸市外国語大学外国学研究所、2006・3、pp. 17-49.
“Sự biến đổi xã hội Đại Việt thế kỷ XIV nhìn qua văn khắc—khảo sát trường hợp vùng Hà Tây, Đại học Quốc gia Hà Nội – Viện Khoa học Xã hội Việt Nam,” Việt Nam học, kỷ yếu hội thảo quốc tế lần thứ hai: Việt Nam trên đường phát triển và hội nhập: truyền thống và hiện đại, Thành phố Hồ Chí Minh, 14-16.7.2004. tập I, tr. 77-88, Hà Nội: Nhà Xuất bản Thế giới, 2007.
“Nation and Geo-Body in Early Modern Vietnam: A Preliminary Study through Sources of Geomancy,”in Southeast Asia
in the 15th Century and the China Factor
, ed. Geoff Wade and Sun Laichen, Singapore: NUS Press, 2010, 126-153)

 (2)東・東南アジアを中心とし日本列島も含むアジア海域史→日本史・東洋史(・西洋史)の区別をいっさいしない海域アジア史研究会(1993年創立)の初代代表。この分野で世界初の入門書『海域アジア史研究入門』(桃木至朗・山内晋次・藤田加代子・蓮田隆志編、岩波書店、2008年)の編集代表
book7.jpg
・それ以外の主要著作・学会発表
「南の海域世界――中国における南海交易と南海情報」(『岩波講座世界歴史9 中華の分裂と再生』岩波書店、1999、pp.109-130)
『チャンパ 歴史・末裔・建築』(樋口英夫・重枝豊と共著、めこん、1999年)
“Dai Viet and the South China Sea Trade from the 10th to the 15th Century,”Crossroads 12(1), 1999. pp.1-34
"Mandala Champa seen from Chinese Documents,”in Bruce Rockhart and Tran Ky Phuong (eds.), The Chams in Vietnam, Singapore: NUS Press, 2011.

(3)歴史の教科書、解説、入門書類の編集・執筆と、歴史学の見直しや歴史教育の再建のための評論・解説活動
・帝国書院の「新詳世界史B」教科書と資料集『最新世界史図説 タペストリー』の編集に加わる。
・大学の教育系でなく史学系として随一の組織的な歴史教育の取組である大阪大学歴史教育研究会の代表(2005-09年度、2011年度-)。大阪大学歴史教育研究会
・主要著作・学会発表
『世界史リブレット12 歴史世界としての東南アジア』(山川出版社、1996年)
『世界史を書き直す・日本史を書き直す-阪大史学の挑戦』(懐徳堂記念会(編).和泉書院、2008年)
『歴史学のフロンティア-地域から問い直す国民国家史観』(秋田茂・桃木至朗(編著)、大阪大学出版会、2008年)
『わかる歴史・面白い歴史・役に立つ歴史-歴史学と歴史教育の再生をめざして』(大阪大学出版会、2009年)
book10.jpg
“Revitalizing Historical Research and Education: A Challenge from Osaka,” Plenary Panel Session: Educations of World History: A Comparative Perspective, 1st Congress of AAWH (Asian Association of World Historians), Osaka, May 31, 2009.
“How Can Research and Education in the History of Vietnam and Southeast Asia Develop in Northeast Asian Countries?: A Case Study in Japan,” Third International Forum on Historical Reconciliation in East Asia: Promoting Interest in and Understanding of History of Southeast Asia including Vietnam, Seoul, 27-28 August, 2009.
「歴史学と歴史教育の再生をめざして-阪大史学の挑戦-」(日本西洋史学会第60回大会・大シンポジウム「世界史教育の現状と課題」2010年5月29日、於別府市ビーコンプラザ)

3.学会・社会活動
・所属学会:東洋史研究会、史学研究会、東南アジア学会、東南アジア考古学会、歴史科学協議会、遊戯史学会など
・社会活動:京都大学東南アジア研究センター学外研究協力者(1989~96年、98年~)、トヨタ財団「隣人をよく知ろう」プログラム選考委員(1999~2003年度)、文化遺産国際協力コンソーシアム「タンロン遺跡保存に係る専門委員会」委員(2006年~)、「堺歴史文化交流会議 共同研究会」委員(2007-09年)ほか



 
関連記事
スポンサーサイト

コメントの投稿

非公開コメント

プロフィール

ダオ・チーラン

Author:ダオ・チーラン
ヒツジ年生まれで写真のニワトリに深い意味はない。横浜で生まれ育った関東人だが、大学入学後現在まで関西で暮らしている。
本業は歴史学者で、専門は中・近世のベトナム史、海域アジア史、歴史学の評論・解説など。
趣味はパ・リーグを中心としたスポーツ、鉄道ほか。
このブログの意見はすべて筆者個人のものであり、いかなる組織にも関係ありません。

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
アクセス・カウンター
あなたは
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR