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武田勝頼の敗因

水2の「歴史研究の理論と方法」、今週は「歴史と記憶または歴史と現在」がテーマで、日本中世史の川合先生が、長篠合戦の信長軍による「鉄砲3段撃ち」という虚構がなぜ伝えられ近代以降に定着したかを説明されて、多くの学生が驚いたようだ。

単純に感心するコメントも多かったが、「千早赤阪城の楠木正成の機略」「長篠合戦の3段撃ち」などの虚構が伝えられた意味も大事だろうというコメントもあったのはさすがだ。
また「3段撃ちがウソなら、武田軍はなぜ負けたのだ」という質問もあった。
長篠合戦そのものについて、私には詳しい知識がないが、一般に勝頼政権の失敗として言われる、もともと正当な後継者とされていたわけではない勝頼が、「偉大な父」信玄を意識するあまり、矢継ぎ早に無理な勢力拡大策を取り、国力の消耗や宿老・一族との対立を招いて、老獪な信長や家康の前に自滅していったのだという理解は、学生や市民の「歴史的素養」としても大事なように思われる。「偉大な祖父」に並ぼうとして矢継ぎ早に強引な政策を繰り出すどこかの首相が、同じように国を滅ぼさねばいいが。
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ダオ・チーラン

Author:ダオ・チーラン
ヒツジ年生まれで写真のニワトリに深い意味はない。横浜で生まれ育った関東人だが、大学入学後現在まで関西で暮らしている。
本業は歴史学者で、専門は中・近世のベトナム史、海域アジア史、歴史学の評論・解説など。
趣味はパ・リーグを中心としたスポーツ、鉄道ほか。
このブログの意見はすべて筆者個人のものであり、いかなる組織にも関係ありません。

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