大学自治の解体~異常な200年の終わり?

故A.G.フランクの『リオリエント』は、中国でなく西洋が世界を支配した19~20世紀を、長い人類史の中の例外的な時代(それは今終わりつつある)と主張した。日本で学校教育法が改定され、「学問の自由」「大学の自治」が今まさに解体されようとしているのも、「異常な200年の終わり」の一コマか。

そしてそれ以前にそうであったように、学者は(芸術家も同じ)権力者に奉仕するという伝統的な立場に戻るか、伝統的な宗教に代わる大衆商業主義という新しい神様に仕える職能(芸能)者の一種になるか、どちらかを選ばねばならないのだろう。

これは言い過ぎであるにしても、学問や教育の自由に限らず、「権力からの自由」や「侵すことのできない人権」が、数学に例えれば公理でなくなってしまった(自動的に正しいとは認めてもらえない)時代にわれわれは生きている。ではどうするか、必死で考えねばならない。
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ダオ・チーラン

Author:ダオ・チーラン
ヒツジ年生まれで写真のニワトリに深い意味はない。横浜で生まれ育った関東人だが、大学入学後現在まで関西で暮らしている。
本業は歴史学者で、専門は中・近世のベトナム史、海域アジア史、歴史学の評論・解説など。
趣味はパ・リーグを中心としたスポーツ、鉄道ほか。
このブログの意見はすべて筆者個人のものであり、いかなる組織にも関係ありません。

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