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韓流歴史ドラマの諸特徴

「東北工程」がらみを中心としたナショナリズムの発露以外にも、面白い点が少なくない。

・王様や主人公も、やたらに最前線に出て敵の王様と斬り合ったり、お忍びで町に出たり敵国に忍び込む。結果としてしばしば、いらぬ危機に陥る。日本で言えば大河ドラマより「暴れん坊将軍」などと近いのかな?

・女戦士(剣士)が必ず出てくる。カッコいいのだが、ばっさばっさと敵を倒すのは、ジェンダー的にいいことなのかどうか? その他、「かよわいがけなげな女」「強い母」「権力に狂わされる女」などステレオタイプの女性像も多い。他方、「だらしない男」もよく出てくるのは現実の反映? 

・長編ドラマのペース配分が下手? 「偉大な王様」が主人公なのに若き日にものすごい時間をさいて即位後は駆け足で終わってしまうとかいうのが多いような? それともそういう方が好まれるのかな? 日本でも大昔の大河ドラマ「太閤記」で、信長役の人気が沸騰して「殺すな」という女性ファンの声が殺到したため、本能寺になかなか進めず、肝腎の山崎合戦や賤ヶ岳の合戦、小田原攻めなどはあっという間に終わってしまったという事件があったが。

・「ペクソンドゥル」(「百姓達」だろう。字幕はあっさり「民」とされている)のための統治をめざしているかどうかが、どのドラマでも主人公やライバルの悪役に頻繁に問われるのは、儒教伝統のせいか、それとも現代の民主化を意識しているのか? ちなみに「武人時代」が、大義を掲げていたはずの武人が権力や女に狂って身を滅ぼす様をこれでもかこれでもかと描くのは、「軍人に権力を握らせてはいけない」という現代的アピールをこめたものか?
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プロフィール

ダオ・チーラン

Author:ダオ・チーラン
ヒツジ年生まれで写真のニワトリに深い意味はない。横浜で生まれ育った関東人だが、大学入学後現在まで関西で暮らしている。
本業は歴史学者で、専門は中・近世のベトナム史、海域アジア史、歴史学の評論・解説など。
趣味はパ・リーグを中心としたスポーツ、鉄道ほか。
このブログの意見はすべて筆者個人のものであり、いかなる組織にも関係ありません。

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