在日ベトナム人と在越日本人

国家主席が関西にも来られ、各界と会見するなかの国際交流組織関係というところで呼ばれて、30分あまりの会見に同席した。教科書の2校ゲラを返した直後なので、会場のリーガロイヤルホテルに駆けつけることができた。
前の主席とは大学教授・研究者の資格で直接挨拶の言葉を交わしたこともあるのだが、今回は後ろの方に座って偉い人の挨拶を聞いていただけである。

主席の挨拶によると、現在日本に居住・長期滞在しているベトナム人が7万人、逆に滞越している日本人が3万2千人だkそうである。私がベトナムに初めて行った1980年代と比べると夢のような数字である(たしか当時、ハノイに長期滞在している日本人が30人とか言っていた)。が、もっと増えてもいいだろう。

毎度の悪口になるが、日本からベトナムへ行く人のうち、ベトナムから日本へ来る人の半分弱という割合にまったく届かないのが、留学生である。ベトナムに行く留学生は、日本に来る留学生の百分の一以下だろう。同様に相手国の言葉の学習者も、日本国内でベトナム語を勉強する人はベトナムで日本語を勉強する人の数十分の一だと思われる。この比率は、「日本は先進国でベトナムは発展途上国だから、ベトナムが日本に学ぶ方が圧倒的に多くて当然」という理屈で説明できる域を超えているとしか思えない。
たとえば、政府間の「戦略的パートナーシップ」は、日本側にとってお飾りにすぎないのだろうか。私のような政治思想の持ち主でなく、現政権を支持している人に説明を聞きたい。

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ダオ・チーラン

Author:ダオ・チーラン
ヒツジ年生まれで写真のニワトリに深い意味はない。横浜で生まれ育った関東人だが、大学入学後現在まで関西で暮らしている。
本業は歴史学者で、専門は中・近世のベトナム史、海域アジア史、歴史学の評論・解説など。
趣味はパ・リーグを中心としたスポーツ、鉄道ほか。
このブログの意見はすべて筆者個人のものであり、いかなる組織にも関係ありません。

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