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旧正月元日に期末試験

全学共通教育の専門基礎科目「アジア史学基礎C」(文系各学部配当)の期末試験をした。今日は旧正月(ベトナムはテト)の元日。中国、韓国、ベトナムなどの学生には、この時期に学年末試験があるというのはお祝いの邪魔で申し訳ないのだが。

問題は以下の通りだが、1週間前に発表してあり、答案を用意してきて所定の答案用紙に書き写すだけ(実質はレポート)でも認めている。授業中の小テストが10回で50点満点、期末試験が50点満点として採点をする。

次の4問のうち2問を選んで回答せよ(1問あたり25点)。
☆プリント、ノート等の持ち込み可。図書、電子機器は不可。
1.東南アジアの貿易の中心となった港市国家群は、政治・軍事的にはしばしば、周辺の農業国家と対立し、その圧迫を受けた。マラッカ海峡域、ベトナム中部沿岸、ビルマ(ミャンマー)海岸部の3地域について、どんな港市国家群がどんな農業国家と対立したか、港市国家群と農業国家はそれぞれ自分の立場を強めるためになにをしたかを整理して説明せよ。
2.現在の東南アジアの宗教分布と、それがいつから成立したか、その前はいつごろどんな状況が見られたかを、大陸部と島嶼部に分けて説明せよ。大陸部ではベトナム、島嶼部ではフィリピンの状況にも注意すること。
3.現在の東南アジアの国をひとつ選び、第二次世界大戦終了後、現代までの歴史について、東西冷戦や開発主義・グローバル化など世界の動きとの関係に注意しながら説明せよ。
4.19世紀初頭までの東南アジア史について、歴史上の人物や事件をもとにして、大河ドラマの構想を作れ。グローバルな内容は大事なので、主人公は東南アジア域外の人物でもよいが、視点は東南アジア社会に置くこと。

例年認めている書籍の持ち込みを禁止したのは、教科書や図書館で借りた本を1冊持ち込んで、準備無しにその場で答案を書こうとして、当然うまくまとめられない学生が例年少なくないので禁止したのだが、教科書・参考書はOKにしてもよかったかもしれない。概説類は学生の力では必要な部分を素早く探して正確にまとめることなどほとんど不可能なので、不許可にするほうが親切と考えた。さて、採点はこれからだが出来具合やいかに。

4を選ぶ学生はだれもいないかと思ったら、なぜか法学部の学生が2~3人、これを選んでいた。
全部で44人の受験者のうち、左利きが4人。去年も左利きが1割ぐらいいた。
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プロフィール

ダオ・チーラン

Author:ダオ・チーラン
ヒツジ年生まれで写真のニワトリに深い意味はない。横浜で生まれ育った関東人だが、大学入学後現在まで関西で暮らしている。
本業は歴史学者で、専門は中・近世のベトナム史、海域アジア史、歴史学の評論・解説など。
趣味はパ・リーグを中心としたスポーツ、鉄道ほか。
このブログの意見はすべて筆者個人のものであり、いかなる組織にも関係ありません。

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