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良識派の旧軍人の反省

毎日新聞朝刊「保阪正康の昭和史のかたち」、今朝は「安全保障をめぐる議論 示唆に富む良識派の旧軍人」で、昭和陸軍の良識派、とくにその戦後の言動をどりあげている。自分が唱えた最終戦争論をはなはだしい自惚れだったと述べた石原莞爾の戦後の反省などを、時局迎合とせずに真摯なものととらえている。戦時の反省から非武装中立を積極的に唱えた(無武装ではなく、非武装こそが国防の神髄だとした)元陸軍中将遠藤三郎ような人物もいたそうだ。軍備を保持する努力を「内にあっては民生の安定に、外に対しては諸外国との友好関係の促進」に用いればよい、国防とはそのことを指すと指摘したのだという。

「憲法改正が争点になり、集団的自衛権などで軍事組織のあり方が重要な論点になりつつある今、私たちは旧軍の誤りを徹底的に検証するところから始めねばならない。。。なぜ昭和陸海軍は戦争に関する国際法規などを無視したのか、国民の生活と財産を守るべき国家が、そのいずれをも暴力的に蹂躙したのはなぜか、そういう検証もなしに「軍備を持てる憲法を」とか「国防軍を」などと言うのは、議論そのものが逆立ちしている暴論ではないだろうか」という記事の結びにナットク。
私も年をとったから、軍隊だの国家機密だのがいっさいなしですむなどとは思わない。だがアジア太平洋戦争の惨憺たる敗北、それを招いた軍や官僚制の体質などに関して反省や自己点検抜きで開き直ったまま、日本のように大きな国が(日本は超大国ではないが断じて「小国」などではない)突っ走るのは、「歴史に学ばない」所行と言わざるをえない。
そんなことをするのを誇りとかプライドとは言わない。
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ダオ・チーラン

Author:ダオ・チーラン
ヒツジ年生まれで写真のニワトリに深い意味はない。横浜で生まれ育った関東人だが、大学入学後現在まで関西で暮らしている。
本業は歴史学者で、専門は中・近世のベトナム史、海域アジア史、歴史学の評論・解説など。
趣味はパ・リーグを中心としたスポーツ、鉄道ほか。
このブログの意見はすべて筆者個人のものであり、いかなる組織にも関係ありません。

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