「山から見たベトナム史」調査2年目
去年の今頃はホーチミン・ルートに沿って調査をしていたが、今年は北部でロー河沿いのトゥエンクアン~ハーザンを調査し、今日は雲南との境界のラオカイまで来た。ひたすら山と盆地の世界である。
トゥエンクアン市のホテル

トゥエンクアン省チエムホア県の中心ヴィンロック町の安宿。

同県ミンクアン社の首長マーゾアン氏の本拠地跡。現在はタイー族と呼ばれるが、かつてはキン族官僚が土着化した「土司族」というアイデンティティを主張した東北部一帯の人々のうちの一派である(官僚が在地首長の娘と結婚して成立した家系だという伝承をもつ)。

ハーザン市のホテル

市内を流れるロー河(雲南から流れてくる。雲南からの交通の主流だった時期もある)

ハーザン省ヴィスエン県。ここの北に巨大なカルスト地帯などをもつドンヴァン岩石地質公園が広がる。

ハーザン県北端(中越国境)のドンヴァン県のドンヴァン町に着く手前にある、仏領期のメオ(モン)族首長の王氏館跡。アヘンの生産・輸出で大きな勢力を築いた。

ドンヴァン町の旧市街。華人が多かったところ。
四合院のカフェ

ハーザン省南端のバククアン県中心のホテル

バククアン県ティエンキエウ社。金の採掘で知られたところ。茶畑もたくさんあり、茶の花を初めて見た。

これはラオカイ市で紅河の対岸の中国側を望む風景。

今回はここまで毎日宿を移る、しかも省都以外のホテルにつぎつぎ泊まるというので心配だったが、ホテルはいずれもお湯が出たし暖房が効くところ、ネットが使えるところもあり、恐れていたよりよほどまともだった。食事はとてもよく、大きく体調を崩す学生もいまのところ出ていない。ただ、ハーザン省内はいずれも寒かった。
このあと年内一杯ラオカイで調査をおこない、1月1日から本隊は雲南に入って5日に昆明に着くのだが、私は都合で1日にハノイに戻り即帰国の予定である。
トゥエンクアン市のホテル

トゥエンクアン省チエムホア県の中心ヴィンロック町の安宿。

同県ミンクアン社の首長マーゾアン氏の本拠地跡。現在はタイー族と呼ばれるが、かつてはキン族官僚が土着化した「土司族」というアイデンティティを主張した東北部一帯の人々のうちの一派である(官僚が在地首長の娘と結婚して成立した家系だという伝承をもつ)。



ハーザン市のホテル

市内を流れるロー河(雲南から流れてくる。雲南からの交通の主流だった時期もある)

ハーザン省ヴィスエン県。ここの北に巨大なカルスト地帯などをもつドンヴァン岩石地質公園が広がる。



ハーザン県北端(中越国境)のドンヴァン県のドンヴァン町に着く手前にある、仏領期のメオ(モン)族首長の王氏館跡。アヘンの生産・輸出で大きな勢力を築いた。



ドンヴァン町の旧市街。華人が多かったところ。
四合院のカフェ


ハーザン省南端のバククアン県中心のホテル

バククアン県ティエンキエウ社。金の採掘で知られたところ。茶畑もたくさんあり、茶の花を初めて見た。


これはラオカイ市で紅河の対岸の中国側を望む風景。

今回はここまで毎日宿を移る、しかも省都以外のホテルにつぎつぎ泊まるというので心配だったが、ホテルはいずれもお湯が出たし暖房が効くところ、ネットが使えるところもあり、恐れていたよりよほどまともだった。食事はとてもよく、大きく体調を崩す学生もいまのところ出ていない。ただ、ハーザン省内はいずれも寒かった。
このあと年内一杯ラオカイで調査をおこない、1月1日から本隊は雲南に入って5日に昆明に着くのだが、私は都合で1日にハノイに戻り即帰国の予定である。
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