木浦の話(補遺)

先週の木浦のシンポジウムについて、ひとつ思い出したことがある。

韓国でも海域世界や島嶼世界の研究が発展しつつあるが、これを高校などの歴史教育に取り入れさせる取り組みはおこなわれているか、と質問したところ、子供たちを対象としたイベントなどはやっているとのことだったが、私が意図したような、中等教育のガイドラインや教科書に盛り込ませるといった動きはまだないそうだ。

11月の東方学会シンポのときに気づくべきだったのだが、高校「東アジア史」には、ぜひ海域史の視点を入れるべきだろう。今度東北アジア歴史財団のキム・ミンギュさんに会ったらぜひ」伝えたい。

今夜はサンテレビで「高句麗広開土王」を見る。高句麗が百済に攻め込んで激戦をおこなう話で、百済の主将のアシンは男気があるなかなかの人物なのだが、最後は百済が負けるわけで、この番組は全羅道では人気がなかったんじゃないだろうか。少し前に見た「新羅善徳女王」でも百済の主将が出てきて、そちらはもっと悪賢いイメージに描かれていた。
この「高句麗広開土王」はナショナリズムや君臣の一体感が強く押し出されているが、チャンパラシーンが多いのと、広開土王に敵対するライバルたちの人物がけっこう描き込まれている点は面白い。
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ダオ・チーラン

Author:ダオ・チーラン
ヒツジ年生まれで写真のニワトリに深い意味はない。横浜で生まれ育った関東人だが、大学入学後現在まで関西で暮らしている。
本業は歴史学者で、専門は中・近世のベトナム史、海域アジア史、歴史学の評論・解説など。
趣味はパ・リーグを中心としたスポーツ、鉄道ほか。
このブログの意見はすべて筆者個人のものであり、いかなる組織にも関係ありません。

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