「記憶せよ、抗議せよ、そして生き延びよ」

毎日朝刊書評欄(会員登録しないと読めない頁)に、井上ひさし『初日への手紙-「東京裁判三部作」のできるまで-』(加藤陽子評)が出ている。
東京裁判三部作の第一作「夢の裂け目」について、井上ひさしは次のように言っているそうだ。
「ぼくのモットーは『記憶せよ、抗議せよ、そして生き延びよ』です。われわれは全てを記憶する記憶力がないので、五十年前を忘れ、いつか来た道に戻ってしまう。。。記憶の固定化をしないといけない。。。劇場はその記憶装置です」

「特定の表象を通じた記憶の固定化は諸刃の剣である」などとポストモダン風にしたり顔で言っても、この場合はあまり意味がないだろう。

「記憶せよ、抗議せよ、そして生き延びよ」
12月6日を経験したわれわれにぴったりの言葉ではないか。
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ダオ・チーラン

Author:ダオ・チーラン
ヒツジ年生まれで写真のニワトリに深い意味はない。横浜で生まれ育った関東人だが、大学入学後現在まで関西で暮らしている。
本業は歴史学者で、専門は中・近世のベトナム史、海域アジア史、歴史学の評論・解説など。
趣味はパ・リーグを中心としたスポーツ、鉄道ほか。
このブログの意見はすべて筆者個人のものであり、いかなる組織にも関係ありません。

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