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『古代末期政治史序説』

安倍政権のことを考えているうちに、「戦後歴史学」のリーダーだった日本史の石母田正にこういう題の本があったのを、不意に思い出した。

ある発展段階の初めには力づくの支配の時期があって、その段階が成熟するにつれてより安定した支配になるが、段階末期になると、時代遅れな古い仕組みに依拠していた支配階級はそれを守ろうとして、再び粗暴な力づくの支配にもどっていくという理屈だったように記憶している。

年を取るとしまいに子供に戻っていくという人間の一生にたとえてもいいかもしれない。

明治以来の後発型で強権的な近代化路線の味が忘れられず、それによってできる国家のモデルがすでに時代遅れになった段階でムリヤリ再現しようとすると、現在のようなムチャクチャな政治をするしかなくなる。
その先には、かりに破滅でなかったとしても後発国への転落しかない。

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ダオ・チーラン

Author:ダオ・チーラン
ヒツジ年生まれで写真のニワトリに深い意味はない。横浜で生まれ育った関東人だが、大学入学後現在まで関西で暮らしている。
本業は歴史学者で、専門は中・近世のベトナム史、海域アジア史、歴史学の評論・解説など。
趣味はパ・リーグを中心としたスポーツ、鉄道ほか。
このブログの意見はすべて筆者個人のものであり、いかなる組織にも関係ありません。

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