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ヨーロッパの過剰代表

ワールドカップの32代表のなかに、ロシアを含め「ヨーロッパ」枠で出場を決めたチームが13も含まれている。
代表の数が多ければ上位に入る確率も高いのは、「ど大阪」の毎日新聞がやっていて近畿代表の枠が一番多い選抜高校野球からもわかる。

この背後には、ウオーラーステインの世界システム論などで知られる「多数の国家の競争を原動力とする近代化・世界制覇」がある。ヨーロッパ・サッカー界は今なおそういう近代の余沢を受けているわけである。これほど極端ではなくても、国際機関・国際組織の多くに、ヨーロッパが多数の代表を送り込んでいることはいうまでもない。私は年がら年中西洋中心史観の批判をしているが、同じ西洋といっても単一超大国路線(世界帝国路線)の米国とは対照的である。

同じ近代世界の余沢は日本の外国研究の世界にも生きている。
外国語学部でも文学部の西洋史や文学でも、ヨーロッパは国や言語がたくさんあるから、従来の「英独仏露、おしまい」というやりかたから出て、さまざまな「マイナー」国家や言語を研究することにより、ヨーロッパという巨大な傘ないし既得権益の内側に留まりながら、新しいことをやっていると主張することができる。
これはとても嫌味な言い方であることを承知の上で、あえて書いておきたい。
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ダオ・チーラン

Author:ダオ・チーラン
ヒツジ年生まれで写真のニワトリに深い意味はない。横浜で生まれ育った関東人だが、大学入学後現在まで関西で暮らしている。
本業は歴史学者で、専門は中・近世のベトナム史、海域アジア史、歴史学の評論・解説など。
趣味はパ・リーグを中心としたスポーツ、鉄道ほか。
このブログの意見はすべて筆者個人のものであり、いかなる組織にも関係ありません。

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