スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

東南アジア考古学会246回例会

第246回東南アジア考古学会例会についてご案内申し上げます。今年度最後の例会となります。年度末でご多用の折とは存じますが、皆様万障お繰り合わせのうえ、ご出席頂きますようお願い申し上げます。

日時 2016年3月29日(水)15時−17時
会場 早稲田大学戸山キャンパス 32号館225教室
(東京メトロ東西線「早稲田」駅下車徒歩3分)

発表者:田畑幸嗣(早稲田大学)・杉山洋(奈良文化財研究所)・佐藤由似(奈良文化財研究所)
発表題目:「カンボジア、ヴィール・スヴァイ窯の発掘調査」


お問い合わせ
〒154-8533 東京都世田谷区太子堂1-7
昭和女子大学
 歴史文化学科 菊池誠一研究室内
 東南アジア考古学会事務局
 E-mail: jssaa(a)jssaa.jp
スポンサーサイト

「歴史教育の未来を開く」シンポジウムat日大文理学部(3月27日)

3月20日に大阪(関西大学高等部)で開かれる会に対応して、東京でも以下のシンポが開かれます。大阪に来られない方はこちらにぜひどうぞ。
20160327「歴史教育の未来をひらく」シンポチラシ裏  20160327「歴史教育の未来をひらく」シンポチラシ表

新しい漢字文化の必要性

漢字でもう1件、これも年中言っていることだが、東アジア諸国の対立(相互無理解)の背景に、どの国も漢字文化が衰退したことがあります。昔の漢字文化にはたしかに福沢諭吉が批判したような欠点があるのですが、それを乗り越えた新しい漢字文化(それはたとえば、中国中心主義とは違う多様な漢字文化という観点が必須)を創造しないと、英語だけで東アジアの相互理解なんて絶対に、絶対にできません。

ちなみに漢字は専門家の間では「表意文字」でなく「表語文字」という言い方を使うことがあります(英語ではロゴグラフィーという言葉があるそうです)。つまり漢字には擬声語・擬態語を文字にしたものがたくさんあり(諸橋大漢和辞典などみればたくさん出てきます)、意味を表した文字とは限らないけれども、すべてが一種のロゴであり、必ず1字が1つの意味をもち、アルファベットや仮名のように単独では意味を持たない文字というのは(原則として)存在しないということです。

もう1点、科挙がある国では、漢詩を含め韻文が作れないとインテリとは認められません。漢字は表意文字だから筆談ができるなんて言ってるのは、日本に科挙がなかった(平安時代に放棄してしまった)からです。朝鮮やベトナムから中国に朝貢に行った使者は、自分の国が蛮族の国ではないと証明するために、一生懸命漢詩を作ります。しかも、漢詩の押韻というのは、日本の漢文の授業で習うような行末だけ揃えるというものではなく、全部の文字の「平仄」を合わせねばなりません。だからベトナムでは、漢字の字体はずいぶんルーズですが韻は必至に覚えます(ほとんど漢字を表音文字だと思ってるんじゃないかと感じることがあります)。

漢字の字体

今日は神戸大附属で歴史基礎の公開研究会。だいぶん進展があり、大学の授業のヒントをたくさんもらったことを含め収穫大だった。

それはさておき、帰宅して読んだ夕刊で目についたのが、数日前から報道されているが、「漢字のとめ、はねなどの基準をゆるやかにする」という件、これはきわめて重大である(私はこれに大賛成)。
「はねるはねない、出る出ない」にこだわる日本の教育が、世界を席巻した工業製品の品質を生んできたことは高く評価したいが、しかし21世紀にはちがった教育が必要だろう。
そもそも、日本人は漢字文化をきわめていい加減にしか理解していない(東洋史の漢文で落ちこぼれた私がこんなことを偉そうに書くのを中国史のT先生やU先生が見たら泣き出しそうだが)。現在の字体の基本は清朝の康煕字典で定められたものだが、その清朝のいちばん基本史料である『大清実録』を見てみなさい(本来の実録は印刷せず。写本を数部作って皇帝の閲覧に児湯したり供したりのちの正史の編纂の材料にするだけ。昭和天皇実録を印刷するなんてとんでもない)。当然膨大な実録の写本を一人で作れるわけはないからいろんな字体があって、はねやとめもそれこそ色々です。それでいいのです。はねやとめばかりこだわって、漢字が純粋な表意文字であるかのようなデマを教えている日本の漢字教育はやっぱりズレています。

それに関連して、言語学者の親友と数日前にFBで論争したのが、漢字を手で書かせる試験はもはや無用ではないか、電子機器で入力できるかどうかの試験の方が必要ではないかという意見である。たとえば歴史の知識について暗記で問うより、スマホで調べさせる試験の方が意味があるだろうというのは、私も以前から言っている。ただし少数の文字を覚えれば入力できるローマ字や仮名、ハングルと漢字は性質が違うので、私は基礎の手書きの訓練は必要だと主張した。
それは、電子機器で漢字を入力するのは、(純粋な図形として入力する方法は可能なのだが)読みも偏旁も知らなかったらとても困難だろうという問題に由来する。中級以上になればもちろん、「憂鬱は書けなくても読めて入力できる」という状況になるのだが、それは基礎ができているからではないか。そして基礎の漢字をと漢字のルールを身につけるのに、手書きより良い方法を私は知らない。
脱線だが、歴史総合などの教育でも、史料とは何かを理解させるのに、学習者に写本を作らせるという方法は有効である。

韓国の歴史教科書国定化をめぐる東京外大のシンポジウム(3月5・6日)

この度、東京外大の鈴木茂先生より、下記のとおり、
 科研費「地域研究に基づく「世界史」教育の実践的研究」
 ・・・に関するシンポジウムのお知らせをいただきましたので、ご案内いたします。

 詳細につきましては、添付ファイルをご覧ください。
 *それぞれ、3月5日・3月6日の開催で、別々の企画となります。
 
 なお、次のサイトでも確認できます。

海外事情研究所の最新イベント情報としてのお知らせ
http://www.tufs.ac.jp/common/fs/ifa/index.html
世界史科研のHPでのおしらせ
http://www.tufs.ac.jp/common/fs/ifa/sekaishi/news.html

(1)2015年度第3回研究会「韓国の歴史教科書国定化をめぐって」(仮)
 
 報告者
  ①、キム・ジェオク(全南中学校、全国教職員労働組合光州支部政策室長)
  ②、キム・スンジュン(パンリム小学校、全国教職員労働組合光州支部事務局長
  ③、ムン・ミラ(光州教育希望ネットワーク事務局長、「歴史教科書国定化阻止光州市民対策委員会」執行委員長)

 と き 2016年3月5日(土)15:00〜17:30
 ところ 東京外国語大学海外事情研究所会議室
      府中キャンパス 研究講義棟4階427


 (2)シンポジウム「世界史教育の可能性」

 第1部 10:00~12:00 「市民教育としての社会科」

   青木 建一郎(福井県立藤島高等学校)
   コメント:金井 光太朗(東京外国語大学)

 第2部 13:00~15:00 「韓国の世界史教育と教科書国定化が及ぼす影響」

  キム・ジェオク(大韓民国光州広域市全南中学校)
   コメント:君島 和彦(東京学芸大学名誉教授)

 第3部 15:15~17:00 「高校における世界史教育に関する調査結果報告」

   鈴木 茂(東京外国語大学)

 と き 2016年3月6日 9:50開始 (9:15受付開始)

 ところ 東京外国語大学(府中キャンパス) 研究講義棟227教室(2階)


 連絡先:(1)・(2)いずれも

  科研費「地域研究に基づく「世界史」教育の実践的研究」
   事務局 鈴木茂 shigeru.suzuki(a)tufs.ac.jp

  もしくは、東京外国語大学海外事情研究所
    183-8534 東京都府中市朝日町3-11-1 
    電話 042-330-5405 FAX 042-330-5406
ifa(a)tufs.ac.jp

高大連携歴史教育研究会第1部会・第2部会合同中間研究会のご案内

歴史的思考力とはなにか、それはどうやったら評価できるかの詰めを急がねばならない。一昨日文科省から公表された新テスト出題例 ねhttp://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/chousa/shougai/033/shiryo/__icsFiles/afieldfile/2016/02/17/1367231_04_2.pdf (世界史問題は下の方)と関連した議論も出るかもしれない。

(以下案内)
この度、下記の要領にて、大会(7/31開催)にむけた第1・2部会の合同研究会を開催いたします。第1・第2部会所属の方々のみならず、その他の部会に所属する会員はもちろん、非会員で当会の活動にご関心をお持ちの方々におかれましても、年度末のお忙しい時期ではございますが、参加いただきますようお願いいたします。

*参加申し込み(3月5日締切)と開催要項はhttp://www.kodairen.u-ryukyu.ac.jp/new/new_04.htmlからどうぞ。

期日:2016年3月20日(日)
場所:関西大学中等部・高等部校舎(関西大学高槻ミューズキャンパス東館)
*JR高槻駅(京都・新大阪いずれからも新快速で約15分程度)より徒歩約10分
*阪急高槻市駅より徒歩約15分
タイムテーブル
 13:00 受付開始
 13:30〜16:00 合同会議(以下報告者等敬称略)
 1.基調報告「中教審の動向についての中間報告」 小川幸司(長野県立長野高等学校教頭) 
 2.小川報告へのコメント
 ①大学の立場より 桃木至朗(大阪大学大学院文学研究科教授)
 ②高校現場より
  日本史教員 水嶋正稔(兵庫県立芦屋国際中等教育学校教諭)
  世界史教員 矢部正明(関西大学中等部・高等部教諭)
 ③質疑応答と意見交換
  〈小休憩10分〉
 3.実践報告「アクティブラーニングと歴史教育-高校世界史の教育実践から-」川島啓一(同志社高等学校教諭)
 4.各部会より進捗状況報告と意見交換
 5.連絡タイム(各地域の研究会等の活動の紹介)
  〈休憩と移動 16:00〜16:20〉
 16:20〜17:30 部会別の会合(第1・第2部会)
 17:30〜17:40 全体連絡会(懇親会の案内等)
 ☆懇親会(18:00頃より2時間程度@高槻界隈)

なお、6月25日に第5部会研究会、6月26日に第3・4部会合同研究会が東京駒場で開催予定となっております。詳細は追ってご連絡いたします。
プロフィール

ダオ・チーラン

Author:ダオ・チーラン
ヒツジ年生まれで写真のニワトリに深い意味はない。横浜で生まれ育った関東人だが、大学入学後現在まで関西で暮らしている。
本業は歴史学者で、専門は中・近世のベトナム史、海域アジア史、歴史学の評論・解説など。
趣味はパ・リーグを中心としたスポーツ、鉄道ほか。
このブログの意見はすべて筆者個人のものであり、いかなる組織にも関係ありません。

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
アクセス・カウンター
あなたは
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。