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首位!

根元俊一の2打点でファイターズをかわして勝率で首位。
このところエラーや走塁ミスなどが続いただけにうれしいだろう。
8回1死満塁でしっかり押さえる益田直也の度胸もたいしたものだ。

ファイターズとのゲーム差はマイナス0.5という面白い状況である。
ホークスも内川-ペーニャ-松田のクリーンアップができ、松中や小久保が下位に回せたのは大きいだろう。
こういう競り合いが続けば、リーグはますます盛り上がる。
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歴史学の論文はなぜ文章ばかり?

CSCD科目「歴史のデザイン」で、RAのI君(博士後期課程に進学したところ)に、インタビュー形式で研究生活や修論執筆の経験についてしゃべってもらった。

参加者から鋭い質問がつぎつぎ出たが、いちばん意表を突かれたのは、回覧した修士論文を見た建築学出身の社会人学生Yさんの「歴史学の論文というのはどうしてこんなに文字(文章)ばっかりで図表、写真などが少ないのだ」という質問だったように思う。

ひとつの理由はI君が正しく答えた。歴史学は史料の解読ないし読解が勝負になる。そこでは元の史料と著者の読み方を逐一対比できるように書かねばならないから、元の史料が文字で書かれているかぎりは長々と文字(文章)で説明せざるをえない。

Yさんの質問は自然科学の論文との対比で出たものだと思うが、社会科学と対比しても歴史学の論文は文章が多くて図表などが少ないと思われる。それは、同じ過去の事象を扱っても社会科学が一般的なモデルや理論の構築を目的とする(だから模式図とかフローチャートなどがよく出てくる)のに対し、歴史学が個別的説明や個性記述に重点を置くからである。

もう1点、Yさんは「およそ学術論文は先行研究に比べて新しい内容がなければならないはずだが、歴史学の場合の新しい内容とはどんなことか」と質問した。実に史学概論の授業に使いたい質問である。とりあえずえげるべきは、「事実」の新しさと「説明(解釈)」の新しさであろう。

学問によっては、こういうことに簡明に答えられない者が博士課程に進学することはありえないだろうが、歴史学は必ずしもそうでなく、I君の答えも、このごろの彼の勉強ぶりから見ればもたもたしたものだった。それは歴史学が「この実験ができない学生は次の段階に進めない」とかいう決まった勉強・研究の手順をあまりもたず、トータルでいくつかの能力や知識を身につければ順番はいろいろでかまわないからである。ただそれは、学問内在的には大きな問題ではないのだが、他の学問や社会との関係では具合が悪いことがある。同じ学年の他分野の院生がはっきり説明できる一般的なことを、歴史学(特に語学や独自の論理の習得などに手間のかかる東洋史の学生)が説明できないケースが多く生じると、学問そのものが劣っているように見られかねないからである。

このごろ私は「専門のゼミの危険性」をよく話すのだが、それは歴史学の専門家養成の場であるゼミは、日本の場合「仲間内での話し方をひたすら叩き込む場所」になりがちだからである。CSCDはその意味でいい他流試合の場だ。こういう場所でうまく質問に答えられなかった院生が、落ち込むのでなくくやしがって、「次はこう答えてやろう」「今度はこう反撃してやろう」と考えるようになったら、ぐっと力が伸びるはずだ。

面白いジェンダー史

高大連携に取り組んだ初期からやらねばと思っていたジェンダー史(や家族・婚姻、女性の歴史)に、今学期の大阪大学歴史教育研究会でようやく取り組めることになった。

初回に当たる昨日の4月例会は、学術会議史学委員会ジェンダー史部会で中心的な活躍をされた三成美保先生(奈良女子大)に、フェミニズムとジェンダーに関する認識・取り組み・研究の歴史、世界史教科書のジェンダー関連記述の現況と資料集出版の企画、近代市民社会のジェンダー構造などについて入門的なお話をいただいた(資料はいつもの通り、研究会のHPに掲載される予定である)。

三成先生もシビアな現実を話される一方でジェンダー史の面白さを強調してくださったが、それを男性研究者・教員たちが面白がって聞いてくれたのが、主催者としてうれしかった(別の授業や専門分野内での会話などから、ジェンダー的な問題意識をもつ男子学生もけっこういることがわかっていたが)。
90年代にやや集中的に勉強した後の変化を十分フォローしていなかった私にも、いろいろ勉強になった(水2の史学概論でこれまでに言及したことの不十分点などもわかったので、あとでこっそり補足しよう)。

ただ、三成先生も指摘されたように、これまでのジェンダーに関する教科書記述や教材は、圧倒的に西洋近現代史に偏っている。「東洋史が威張っている」この会では、そこを埋めるような発表・解説などを揃えたい。

ちなみにフロアから、高校現場でより影響力の大きい各社の資料集についてもジェンダー記述の検討ができないかという質問が出た。これまでの専門研究者だと「そこまではとてもできない」と考えるところだが、私がいつも主張しているような、「専門研究と教育界の間をつなぐしごとの専門家」を養成するという観点に立てば、教科書や資料集の網羅的検討でジェンダー学の博士号を取る若手が一定数出てきてもいいはずだ。

石橋商店街やキャンパスのまわりにもいろいろな花が咲く季節になった。
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連勝!

不振だった清田育宏が決勝打。
中後悠平が初勝利。
乱戦を拾えたのは大きい気がする。
スターターの藤岡貴裕とクローザーの藪田安彦はあっぷあっぷだったようだが、打線もかなりつながってきた。
角中勝也の一番起用は以外にいいかも。

荻野忠寛に加えて、荻野貴司や内竜也もイースタンリーグで実践復帰しており、早く一軍に上がってきてほしい。
その他、今年のマリーンズ二軍は絶好調である。

田中マー君が腰痛とは心配だが、戸村健次は勝ち方を覚えてきたか。
ファイターズは絶対的なエースが抜けても四番が打たなくても勝ち続けるところが偉い。糸井嘉男や今日の試合を決めた陽ダイ鋼など、いい外野手になったものだ。

枯葉剤問題講演会

『母は枯葉剤を浴びた』の著者中村梧郎氏の講演会である。
放射性物質の毒性もだが、ダイオキシンの毒性も気の遠くなるような年月にわたって持続し、人間の遺伝子を傷つける。ベトナム戦争が「歴史上のできごと」になっていくのにまかせて、枯葉剤も「過去の問題」にしてはいけないだろう。

「ベトナム枯葉剤と日本のダイオキシン汚染」   
講師  中村梧郎氏 
  (前・岐阜大学地域科学部教授、フォトジャーナリスト)

日時 
4月25日(水) 午後7時から9時

会場 
ドーンセンター 4F大会議室1
地下鉄・京阪電車 天満橋駅下車
地図は
http://www.dawncenter.or.jp/shisetsu/map.html

その他詳しくは
http://nhatvietosaka.jp/log/karehazai.html

市民のための世界史・第2週(補足)

ギリシア・ローマのところで、「民主制(政)」と「共和制(政)」の異同についても話をした。
やや強引だが、民主制は専制や独裁の対概念であること、共和制は王制や君主制の対概念であること、したがって、「君主のいる民主制(近代)」「民主的でない共和制(いつでも)」のどちらもありうることなどを説明した。

日本では民主主義については(必ずしも正確ではなくても)熱心に教えるが、「共和制」がなにを意味するかはまともに教えていないように思う。しかしフランス革命と近現代フランス国家、アメリカの共和党(民主党より長く政権を持っている)などを理解するのに、共和制(共和主義)の理解は不可欠だろう。
プロフィール

ダオ・チーラン

Author:ダオ・チーラン
ヒツジ年生まれで写真のニワトリに深い意味はない。横浜で生まれ育った関東人だが、大学入学後現在まで関西で暮らしている。
本業は歴史学者で、専門は中・近世のベトナム史、海域アジア史、歴史学の評論・解説など。
趣味はパ・リーグを中心としたスポーツ、鉄道ほか。
このブログの意見はすべて筆者個人のものであり、いかなる組織にも関係ありません。

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