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関西比較中世都市研究会のご案内

第 37 回 2019 年 11 月 15 日(金) 18:30~21:30 会場:大阪市立大学文化交流センター 小セミナー室 (大阪駅前第 2 ビル 6 階) http://www.osaka-cu.ac.jp/ja/academics/institution/bunko/index.html
報告;向井 伸哉氏(中世フランス史、大阪市立大学) 「14 世紀後半南仏ベジエ地方における自治体間の協力関係: 集会、使節、課税、連合」 14 世紀後半、南仏ラングドック地方の中央に位置するベジエ地方には、セリニャン村と ヴァンドレス村の自治体会計簿に代表される豊かな村落史料が残存している。この種の会計 文書は、村落が近隣の自治体と取り結んだ協力関係を解明することを可能にしてくれる。14 世紀半ば以降、百年戦争の激化にともない、ベジエ地方は治安悪化と戦争に関連した王権か らの要求(課税など)の増加に直面する。こうした危機的状況を乗り越えるために、同地方 の諸自治体は協力し、一体となって地元の問題に取り組むことを余儀なくされた。その結果、 各々自主独立の気風を固守しつつも、複数の自治体によって織り成される新しい政治社会が 現出し、村を越えたローカルあるいはリージョナルな地域意識が醸成されることになった。
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近世史フォーラムのご案内

話題の書ですね。行きたい。。。

【近世史フォーラム10月例会のご案内】
◇日時:2019年10月4日(金)18:30~20:30
◇会場:大阪市立北区民センター 第6会議室
    https://www.osakacommunity.jp/kita/access.html
◇報告
 鈴木英明氏
  「ネットワーク、季節性、インド洋西海域世界―19世紀を事例に―」
 〈参考文献〉
  Hideaki Suzuki, Slave Trade Profiteers in the Western Indian Ocean, Palgrave, 2017
  鈴木英明編『東アジア海域から眺望する世界史』(明石書店、2019年9月末刊行
予定)

☆今後の例会予定
 11月例会:2019年11月30日(土)午後、於東京、斎藤修氏・渡辺尚志氏報告
 12月例会:2019年12月21日(土)午後、於大阪、安部伸哉氏・伊藤昭弘氏報告
 1月例会:2020年1月31日(金)夕方、於大阪、佐藤公美氏報告
 2月例会:2020年2月15日(土)午後、於津、太田光俊氏報告

引っ越しました

皆さん、全然記事が書けなくてすみません。
一部の方はすでにご存じのとおり、石橋(池田市)から大阪市旭区森小路に引っ越しました。
老後の住まいとして土地を購入し家を建てたものです。
地下鉄と京阪の駅(どちらもホームまで4分半)、商店街(アーケード入り口までこれも4分半)、銀行に郵便局、病院に税務署・区役所(区役所はこのまま維新市政が続くとなくなる?)などすべて徒歩10分以内にあり、自転車(平地なので楽々)を使えば隣の駅の向こうの大型スーパーやホームセンターも苦労なく行ける、住宅が密集して真夏は北摂より暑いけれども表通りから引っ込んでいるので夜は静か、と老後の住まいにはほぼ理想的な場所と考えた次第です。

しかし、通勤だけは遠くなりましたので(55~60分)、秋冬学期の朝の授業に遅刻しないかが心配です。なにしろ電車通勤は21年ぶりですし。。。

春の叙勲

例年5月3日に発表される春の叙勲が、天皇退位のため今日にずれ込んで発表された。
春の叙勲と対になる秋の叙勲については、院生時代、朝の新聞に目を通すのが義務だった。東洋史関係の学者が受勲した場合、同日に開催される東洋史研究会大会で、その先生に懇親会の乾杯の音頭をとってもらうという習慣があったからだ。編集委員をしている院生は、そのために新聞に目を通すように言われていたのである。

さて、今回は知ってる歴史やアジア学の先生がたくさん並んでいる。東南アジアではベトナム近現代史の白石昌也、地域研究の立本成文、日朝関係史の田代和生、フエ王宮の修復などに関わられた建築史の中川武さんの名前もある。

知ってる人が多いのは、団塊の世代が対象年齢になってきたこともあるだろうが、大事なのは、その世代で新しい分野のアジア研究に取り組む人が増えたということだろう。背景に中国革命と毛沢東思想、ベトナム戦争、「日米同盟」と日本の東南アジア経済進出などいろんなことがあったというのは、今に若い人たちには特に教えないとわからないだろう。

で、外国人の受勲者を見ると、ナムディン日本語・日本文化学院校長のファム・フー・ロイ(62)という名前がある。
これはホーチミン市で旅行ガイドをしていたあのロイさんに違いない。
1986年、冨田健次先生が引率する学生の旅行にもぐり込んで初の訪越をしたとき、最初に入国したホーチミン市から北上してフエ・ダナンまでの行程を案内してくれたのがロイさんだった。ハノイに日本語科が最初に出来た外国貿易大学の出身で、当時の日本語通訳のなかでは、とても上手な人の一人だった。
その年の秋にハノイ留学がかない、88年の旧正月を利用してホーチミン市・メコンデルタからハノイまで南北縦断旅行をした。そのときもロイさんが案内してくれた。一緒に行ったのは細井佐和子さんとドイツのマルティン・グロスハイムだった。
たしかロイさんとは、その後来日した際に東京で会ったこともある。
ナムディンが故郷だと聞いたような、かすかな記憶がある。

しばらくナムディンを訪ねていないが、また行きたくなった。

大阪大学歴史教育研究会 第121回例会のお知らせ

若手によるきわめて興味深い、大きな話題の報告が並ぶ。

【大阪大学歴史教育研究会 第121回例会】
 日時:2019年5月11日(土)13:30~17:30
 会場:大阪大学豊中キャンパス文学研究科本館2階大会議室 地図
※通常の例会とは開催週が異なります。ご注意ください。

【1】早川尚志(大阪大学大学院文学研究科博士後期課程 / 日本学術振興会特別研究員DC)
「過去の環境変動の復元における歴史学の寄与:環境史の試みの事例紹介」

(要旨)
 過去の環境の復元は同時代の歴史文献の記述の理解、更には目下人類社会が経験する環境変動のより長期的な位置付けを行う上で重要性が高い研究課題である。このような試みはしばしば年輪や氷縞コア、湖底堆積物などの科学データによって行われがちであるが、これらのデータに基づく時間分解能には一定の制限がある。また、重要な「科学データ」の中には実際には歴史的な観測記録から数値化されているものがあることも知られている。それ故、しばしば同時代史料の読解が過去の環境復元について重要な視座を与えることや、しばしば現状の理解を大きく更新しうる。そこで本報告では、主に8世紀と17世紀の環境史上の近年の転回の事例を紹介することで、過去の環境復元についての歴史学的知見の重要性、及びにその寄与の可能性について検討を行う。


【2】高木純一(日本学術振興会特別研究員SPD)
「東アジアの「近世化」と日本の村」

(要旨)
 東アジア「近世化」論とは、東アジア地域における歴史的リズムや政治・思想・文化の共有、相互影響を前提とした、一連の比較史的アプローチである。比較史という視座は、筆者のように、ともすれば近視眼に陥りがちな個別地域史の研究者にとって、自身の位置を再確認し、研究対象の特質を鮮明に認識することができるという点で有益である。しかし、東アジア「近世化」論においては、当該地域の「近代」、就中そこにおける日本の“特異性”に対する問題意識が強く、そのことは当該研究に単なる比較史にとどまらない深みを与えているが、同時に“認知のゆがみ”をももたらしているに感じられる。本報告では、とくに当該研究の起爆剤となった朝鮮史家宮嶋博史による「小農社会」論と、それをめぐる論争に改めて注目し、この点について詳しく述べてみたい。

中村哲先生の新著

イメージ (189)

奥付を見ると1931年生まれとある。最近の原稿を集めた本。
それだけで脱帽なのだが、内容的にも「歴史総合」など新しい歴史教育に取り込むべき議論がありそうだ。
プロフィール

ダオ・チーラン

Author:ダオ・チーラン
ヒツジ年生まれで写真のニワトリに深い意味はない。横浜で生まれ育った関東人だが、大学入学後現在まで関西で暮らしている。
本業は歴史学者で、専門は中・近世のベトナム史、海域アジア史、歴史学の評論・解説など。
趣味はパ・リーグを中心としたスポーツ、鉄道ほか。
このブログの意見はすべて筆者個人のものであり、いかなる組織にも関係ありません。

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